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2026.02.05 コラム

制覇して分かった球場ごとの空気の違い【プロ野球ホーム球場コンプ編】

プロ野球の球場は、実際に足を運ぶと、テレビで受ける印象とは違います。

アクセスのしやすさ、スタンドからの距離感、スタジアムグルメ。現地に行くと、球場ごとに体験がはっきり分かれます。

そこで、112球場と214球場(はやてベンチャーズ静岡、オイシックス新潟を含む)も含め、2シーズンかけて実際に回ってみることにしました。

この記事では、その記録を動画とあわせて振り返ります。どの球場で、何がどう違ったのか。

行ってみて分かったことを、そのまま書いていきます。

プロ野球の本拠地を回ってみようと思った理由

交流戦をきっかけに、球場ごとの空気の違いが気になり始めました。応援の仕方や距離感は、テレビでは分からないことも多いと思いました。

それを確かめたくて、実際に足を運ぶことにしました。

阪神ファンとして交流戦を見に行ったのが始まり

普段は阪神タイガースを応援しています。

交流戦で初めて他球団の本拠地を訪れたとき、試合そのものより、周囲の動きに目がいきました。

応援が始まるタイミング、立ち上がる人の多さ、ビジター席との距離感。甲子園で当たり前だと思っていた景色が、そこにはありません。

勝敗とは関係ない部分で、「ここは、いつもの球場じゃないな」と感じました。その引っかかりが意外なほど残り続けました。

112球場・214球場を実際に訪れてみることにした

気になったので、次は別の球場にも足を運んでみました。

一つ行くたびに、また別の球場が気になる。次はここ、次はあそこ、と考えているうちに、数だけが先に揃っていきました。

途中で止める理由が見つからず、結果として、112球場と214球場をすべて回る形になりました。

意識して集めたというより、行くたびに気になる範囲が広がっていった、というほうが近いかもしれません。

動画でたどるプロ野球球場コンプリートの記録

実際に回った球場は、あとから振り返ると記憶が混ざります。どこで雨に降られたのか、どの球場で応援歌を覚えたのか。

映像を見返して、ようやく思い出す場面も少なくありません。

ここからは、訪れた球場を動画と一緒に振り返っていきます。試合結果やデータではなく、その日その場所で感じた空気や距離感を軸にしています。

SGLスタジアム|新しく生まれたタイガースファームの球場

2025年にオープンしたSGLスタジアムは、阪神タイガースの新しい2軍本拠地です。

周辺一帯は「ゼロカーボンベースボールパーク」として整備され、いわゆるファーム球場の枠を超えたボールパークになっています。

グッズショップやスタジアムグルメ、ビールの売り子さんまで揃っていて、2軍戦とは思えないほど観戦環境が整っているのが印象的でした。

実際、平日の雨模様でもスタンドには多くのファンが集まり、タイガースファンの層の厚さを実感します。

球場内では、新マスコットの「コラッキー」も登場。ファームの試合でありながら、「育成を見る場所」以上の楽しみ方が用意されていました。

選手との距離は近い。それでいて、設備や演出は1軍に近い。SGLスタジアムは、これからのファーム球場の一つの基準になる場所だと感じます。

エスコンフィールド|試合がなくても楽しめるボールパーク

エスコンフィールドHOKKAIDOは、試合がない日でも無料で入場できる球場です。

スタンドを歩いたり、グラウンドを眺めたりと、野球がなくても時間を過ごせます。

スタジアムツアーでは、北海道日本ハムファイターズのファイターズガールが案内し、ベンチやブルペンまで見学できます。

グラウンドとの距離が近く、臨場感があります。

スタジアム内には、ヤッホーブルーイングのクラフトビール醸造所もあり、スタジアムグルメも充実。そうそう、シャウエッセンドッグは絶品ですよ。

交流戦ではタイガース応援でしたが、ビジターでも気兼ねなく楽しめました。今回の中でも、いちばんおすすめできる球場です。

ZOZOマリンスタジアム|応援と音が主役になる一日

ZOZOマリンスタジアムで観戦したのは、年に一度の「美爆音」と呼ばれる日。

習志野高校吹奏楽部とのコラボデーで、チケットは即完売でしたが、何とか取ることができました。

レッツゴー習志野、モンキーターン。音が前に出て、応援が主役になる一日です。

スタンド全体が一つのリズムで動いている感覚があり、試合を「見る」というより、空気の中に入っていく感じでした。

この日はヤクルト側の応援席。東京ヤクルトスワローズの東京音頭やラッキーセブンも、見よう見まねで十分楽しめました。

ZOZOマリンは、音と応援そのものを味わう球場だと感じます。

浦和球場・戸田球場|2軍球場ならではの距離感

浦和と戸田、どちらも気軽に立ち寄れる2軍球場です。この日は移動しながら、2球場を続けて見ることにしました。

浦和球場は、いかにも育成の現場という空気。スタメンは紙で掲示され、スタジアムグルメもほとんどありません。

設備はホーム側とビジター側で差があり、その割り切りも含めて現場感があります。演出が少ない分、試合に集中しやすい球場です。

一方の戸田球場は、観戦距離がとにかく近い。土手からでもプレーが見え、ファウルボールが飛んでくることもあります。

移転が予定されているため、この距離感を体験できるのは今だけだと感じました。

2軍球場は派手ではありません。その代わり、選手とスタンドの間に余計なものがなく、野球の現場がそのまま残っています。

番外編|高知で出会った、独立リーグの熱

立ち寄ったのは高知市営球場。予定に組み込んでいたわけではなく、移動の合間に思いついた観戦でした。

ところが、席に着いた時点で、空気が想像と違う。

この日はイベント日で、観客が多い。スタンドには地元の人が多く、初めて来ても、線を引かれない感じがあります。

イニング間には土佐犬が登場し、よさこいの音が流れる。野球と地域の距離が、ほとんどありません。

試合が終わると、選手やスタッフが自然に外へ出てきて、観客に声をかけていました。特別な演出ではなく、いつもの流れに見える。

その近さが、不思議と心に残ります。楽しさが予想を超えていて、2026年は個人スポンサーになってしまいました。

独立リーグには、勝敗とは別の熱の生まれ方がある。この日、それをはっきり体感しました。

実際に回って分かった球場観戦のポイント

球場ごとに雰囲気が違うのは当然ですが、実際に回ってみて、観戦体験を大きく左右するポイントがいくつか見えてきました。

試合内容とは別のところで、印象ははっきり分かれます。

アクセスや立地で観戦のしやすさは大きく変わる

駅から近い球場は、試合前後の動きが楽です。

そして、バス移動が前提の球場では、行き帰りの時間も含めて観戦になります。遠いから悪いという話ではなく、その分だけ「一日が球場中心」になる。

この差は、実際に行ってみないと分かりません。

スタンドの距離感が試合の見え方を左右する

スタンドとグラウンドの距離が近い球場では、打球音や選手の声がそのまま伝わってきます。

2軍球場や独立リーグでは、テレビでは分からない細かい動きまで見えます。この臨場感は、試合の見え方を確実に変えます。

スタジアムグルメと売り子がつくる球場の空気

球場ごとの名物グルメや売り子さんの雰囲気も、観戦体験の一部です。

食べ物の種類や声のかけ方だけで、その球場らしさが伝わってくる。野球以外の要素が、スタンドの空気を作っていると感じました。

全本拠地制覇の次は独立リーグへ

2シーズンをかけて、プロ野球の全本拠地を回りました。

数としては一区切りですが、「ここで終わり」という感覚は、正直ありません。

1軍と2軍を回る中で、規模や設備が違っても、それぞれの場所に、その土地なりの野球の形があると感じました。

高知で見た独立リーグの試合は、その延長線上にありました。

次は、北海道から九州まで。独立リーグ27チームを、実際に見に行く予定です。特別なことをするわけではありません。

これまでと同じように、現地に行って、試合を見て、空気を感じるだけです。スポーツ観戦シリーズは、これからもどんどん続いていきます!

まとめ

球場を回って強く残ったのは、野球はフィールドの中だけで完結していない、という感覚でした。

同じルール、同じ競技でも、スタンドの距離、音の返り方、人の動き方で、受け取る情報は大きく変わります。

その違いは、結果やハイライトよりも先に伝わってきました。設備や規模の差より、「その場所で、どう野球が見られているか」。

それが球場ごとに、はっきり違う。画面では拾いきれない感覚が、現地には当たり前のように積み重なっている。

球場を回るという行為は、野球の見え方そのものを、少しずつ書き換えていく作業でした。

📺 YouTubeチャンネル

動画「ひでさんジャーニー」

www.youtube.com/@hidesan_journey

英語版 TripTip Japan

www.youtube.com/@TripTipJapan

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